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| ●仁太郎が修行の場所とした日本海・小泊(こどまり)海岸。激しく荒波が打ちつける。 |
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今日も一日中、雪が降り続く。
仁太郎は修行を重ねて、最終的に津軽三味線を生み出していくのだが、その修行の場になった日本海に面した小泊(こどまり)へ向かう。
雪の中、日本海の荒々しい波が、岩に打ち寄せ、真っ白な泡になって砕けちる。
まさに、こんな岩場でかつての仁太郎は修行していたのだ。
時折、小降りになると雲間から一筋の光が射し込む。その様子は修行の場面を彷彿(ほうふつ)とさせるものだった。 |
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| ●多くのイタコが集う、川倉地蔵尊。 |
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ようやく金木町・神原の岩木川にたどり着くが、そこでさらに猛吹雪に出くわす。噂に聞いていたが、目の前をもの凄い勢いで雪が上下左右にカーテンのように舞っていく。30cm先の人の顔も見えない。この厳しい自然の中で、仁太郎は確実に生きていた。江戸末期のもっと過酷な状況は想像するに余りある。仁太郎の姿が思い浮かび、胸がしめつけられた。 |
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「地蔵の前に置かれた風車は、雪の中でも回っているのだろうか?」
そんな細かい点も、しっかりと事実を確認。 今回の取材で、実際に津軽の雪を体験した3人。仁太郎が生きた時代には、到底およばないが、それぞれが仁太郎をより身近に感じとれたに違いない。雪と格闘した二日間の取材、お疲れさまでした。
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| ●雪の中で回る風車。 |
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| ※イタコ : 盲目(もしくは弱視)の巫女(みこ)。師匠のイタコについて厳しい修行を行い、一人立ちする。明治以降は恐山などで行う「口寄せ」によって有名になった。最近は後継者がないため、若い者でも60歳を越えている。
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